ごあいさつ

第123 回日本医史学会総会・学術大会
会長 土手健太郎

土手健太郎 肖像写真


本年度の第123 回日本医史学会総会・学術大会の会長を仰せつかりました愛媛県立中央病院集中治療センターの土手健太郎と申します。年次総会を開催させて頂くにあたりご挨拶申し上げます。


さて、123 回を迎えます来年度の総会・学術大会は、愛媛松山で、2022 年5 月14 日(土)、15 日(日)の2 日間の開催とし、翌16 日(月)にはオプショナルツアーを計画しております。

長い医史学会の歴史の中、初めて四国で開催させて頂けることを大変光栄に思っています。来年度は、コロナ禍を乗り越え、様々なスタイルを取り入れた、新しい時代の学術大会再出発の会となります。

その会を新緑の高揚感の中、明るく元気の出る学術大会を演出するため、2 題の特別講演と5 題の教育講演を企画しました。

まず、“医史学からの風”として日本医史学会理事長・順天堂大学特任教授坂井建雄先生にお話を頂き、次いで“愛媛からの風”として郷土史に詳しい西条市温芳図書館の友澤明先生に愛媛の歴史についてお話していただきます。

また、この数十年間の臨床医学の進歩には目を見張るものがあります。

このことも、医史学にとって重なことと考え、“臨床からの風”として愛媛県立中央病院と愛媛県立衛生環境研究所の5 人の先生方に、心臓外科、脳外科、放射線科、肝臓内科、感染症科の歴史と現状についてお話していただく予定です。

さらに、“地方で医史学の花を咲かせよう”と題したシンポジウムも計画しております。感染防止にも細心の注意を払いつつ開催させていただくつもりです。
本年度の島根大会がオンライン開催となったため、久しぶりの地方都市での開催になります。

今回開催させていただく伊予松山は道後温泉など大変見どころのある、いろいろな文化に育まれた町です。

この松山の地で、伝統ある日本医史学会を開催させていただくことで、医学・医療史の発展に僅少でも貢献出来たらと考えています

全国の医史学に興味を持っておられる医療職および文化人類史等に興味をお持ちの方、そのほかにも広い分野からの多数のご参加を頂き、この第123 回大会が実り多い大会となりますよう、皆様方の温かいご支援とご鞭撻を心からお願い申し上げます。

“伊予松山でつどうぞなもし”

第123回日本医史学会・学術大会
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